熊本の畜産

熊本の畜産について

恵まれた自然環境、草地資源等を生かした熊本県の畜産は、肉用牛・乳用牛等の大家畜経営はもとより、養豚経営も多く、平成30年(2018年)の熊本県農業産出額に占める畜産の割合は、3割以上(1,147億円)を占める基幹産業です。飼養頭数については、乳用牛は全国3位、肉用牛は同4位の地位を占めており、県内では菊池、阿蘇、球磨等を中心に主産地が形成されています。

くまもと あか牛

あか牛と呼ばれる褐毛和種(あかげわしゅ)は、日本の固有種とされる和牛4品種のうちの一つで、その昔阿蘇で誕生し、県内各地に、そして全国に広がっていきました。あか牛は、暑さ寒さに強く放牧に向いて飼いやすい上、自然の草をたくさん食べるため草の再生を促し草原維持の大きな役割を担っています。
また、その肉は赤身の特徴的な味わいとヘルシーさを兼ね備え、牛肉らしいうま味や香りに富むといった特性を有すると、平成30年9月27日に地理的表示(GI)保護制度に登録されました。

※地理的表示(GI)保護制度については以下に記載

地理的表示(GI)保護制度とは?

日本地理的表示 GI

地域伝統と特性を有する農林水産物・食品のうち、品質等の特性と産地との結び付きを特定できる名称(地理的表示)が付されているものについて、知的財産として国に登録することができる制度。 平成30年9月27日時点で、全国で69の産品が登録されており、牛肉については、「神戸ビーフ」、「特産松阪牛」、「米沢牛」、「くまもと あか牛」など、9産品が登録されています。

農林水産省サイト内「地理的表示保護制度(GI)」のページへ

くまもと 黒毛和牛

黒毛和種(くろげわしゅ)は、日本で飼養されている和牛4品種のうちの一つで、約98%という圧倒的なシェアを占める品種です。もともと中国地方などで古くから飼養されていた在来種に1900年頃から外国の品種をかけ合せて改良、1944年頃に品種が今の形に固定したといわれています。熊本県においては、繁殖雌牛の増加が著しく、褐毛和種を上回る頭数が飼養されています。くまもと黒毛和牛は、安定した肉質とバランスのとれた味わい、美味しい霜降りが特長。高い肥育技術の元、農家の手で大切に育てられ、全国に出荷されています。また、本組合独自で取り組んでいるブランド「旨皇(こくおう)」については、京都食肉市場を中心に高い評価を受けています。

農用馬

熊本県における農用馬の生産は、阿蘇地方を中心に年間約120頭。熊本県は全国一の馬肉消費県であり、高品質の霜降り馬刺し生産が行われています。肥育用素馬は、北海道をはじめとする国内産とカナダなどからの生体輸入が概ね半分ずつであり、年間8千頭が屠畜され全国の消費地に供給されています。